高騰するロレックス

原価高騰や仕様変更でどんどん値上がるロレックス

身近な高級腕時計ロレックス誰もが知っているといっても過言ではない高級ブランド腕時計「ロレックス」。ブランド腕時計になんて興味がない、という人でも、ROLEX(ロレックス)の名前くらいは目にしたり耳にしたことがあるでしょう。ロレックスは、1905年にドイツ人ハンス・ウィルスドルフによってロンドンで創業された時計メーカーです。ロンドンで創業されたといっても、以降スイスに拠点を移しており、現在はスイスの時計メーカーとして世界中から愛される存在となっています。高級ブランド腕時計であるロレックスですが、かつては一般的な収入のサラリーマンでも、ちょっと頑張れば手にいれることができるくらいの価格でした。そのおかげもあって、ロレックスは高級腕時計でありながら、一般庶民のちょっとしたステイタスでもあるような、手が届く範囲の贅沢品のようなイメージもあったと思います。多くの人が身につけていることで、知名度も上がり、人気も高くなっていたとも考えられます。

価格が高騰し続けるロレックス

しかし、そんなロレックスも、近年価格の高騰が話題となっています。その理由は、さまざまな原因による原価高騰です。ロレックスに限らず、高級腕時計には金やステンレスなどの材料が使われます。数年前からこうした材料の価格高騰は始まっていましたが、最近ではウクライナ問題なども影響し、原価高騰が加速しているのです。また材料費の高騰だけでなく、人件費も右肩上がりで高騰しています。特にロレックスの場合は熟練の職人の技術を必要とする工程も多いです。コロナ禍で人員が削減されたことなども、人件費の高騰につながっています。ただし、ロレックスはただ単に現価格や人件費の高騰などだけで値段を改定しているわけではありません。伝統的なデザインを重視するロレックスでは、見た目であきらかにわかるモデルチェンジはあまり行われませんが、腕時計のメカニック部分の仕様は、より良いものへと常にレベルアップさせています。たとえばサブマリーナデイトは、2010年にセラクロムベゼルやグライドロック・クラスプといった仕様が導入されました。

ロレックスの選び方

種類豊富なロレックス

コロナ禍やウクライナ問題などの影響もあって、昔に比べるとかなり価格が高騰していると言われるロレックス。

それでも、日々進化を遂げている性能や、変わることのない上質なデザイン、身につけた時の満足感の高さなどから、ロレックスを購入したいという人は後をたちません。では実際にロレックスを購入する場合、どのようにして納得の1本を選べば良いのでしょうか。実はロレックスの腕時計は色や素材、モデルチェンジなどを全て考慮すると、何百種類にもおよぶ数が存在しています。

現在お店で販売されているものはそのなかのごく一部にしか過ぎず、中古販売やアンティークなども含めれば、かなり珍しいロレックスを手に入れることも可能です。
高級時計の買取価格も高騰しているので新しいブランド時計に買い替えを検討している方は高騰している今がチャンスです。

正規店でも買えない状況

ロレックスは現在、世界的に品薄の状況が続いており、入荷してもすぐに売り切れてしまうため人気の「デイトナ」「サブマリーナ」などは正規店でも買えない状況です。